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基礎知識 ガス ガスの知識 故障
2018.05.15

ガスコンロの炎の色でトラブルを知る

ガスコンロの正しい炎の色は「青色」

毎日使う家庭も多い、ガスコンロ。当たり前のように火をつけていると思いますが、青色ではない色の火がついたことはありませんか?例えば、オレンジや緑、赤、黄色などの色です。どちらにせよ、「青色」以外の火の色が発生した場合は何らかの不具合が起きている状態なので、火を消してその原因を探っていきましょう。

目次

炎の変色主な原因

原因①バーナーキャップの汚れ・変形

バーナーキャップとは、ガスの炎を出す重要な部分です。ここが目詰まりを起こしている状態だと、赤い炎が表れる場合があります。バーナーキャップが目詰まりしていたり、変形したりしてしまうと、点火不良・不完全燃焼が起きてしまうのです。そうなると、使用している鍋の底にススが付いてしまうことがあります。こうした目詰まりは、バーナーキャップを取り外し、部分的に掃除をすることで改善されるので、定期的に確認するようにしてください。注意点として、ガスコンロ使用直後はバーナーキャップもとても高温の状態なので、時間を置いてから掃除に取りかかりましょう。
掃除方法は、使い古した歯ブラシを使って水洗いをするだけ。水気をしっかり切ってから、正しい位置に戻しましょう。このとき、水分が残っていると点火不良・不完全燃焼の原因になります。また、正しい位置に設置されていないと点火不良・不完全燃焼が起きる場合があるので、ガスコンロの取り扱い説明書を読みながら確認してください。
バーナーキャップが変形しているかどうかは、掃除をする際にチェックしましょう。万が一変形してしまっている場合は、交換や修理が必要になります。たいてい、部品単品での買い替えが可能な場合が多いので安心です。

原因②加湿器を使用している
加湿器の水に水道水を使っている家庭が多いと思いますが、水道水にはカルシウム・アルカリ金属が含まれており、これらがガスコンロの炎と反応して炎が赤・オレンジ色に変色する場合があります。キッチン近くのリビングなどに加湿器を置いている家庭は多いでしょう。そのため、加湿器が原因でガスコンロの炎が変色するという現象がよくあることは事実です。特に、長音波加湿器を使用していると、こうした現象が起こるようです。加湿器の使用を止めればガスは元通り青色に戻りますので、ご安心ください。

では、リビングで加湿器を使用できないの?と思いますが、加湿器が原因での炎の変色は、不完全燃焼などの危険を伴う変色ではありません。「炎色反応」といって、金属と炎が反応しあうと、金属の種類により特有の色へ変化する反応のことですので、炎が赤くともそのまま加湿器を使用していて問題ありません。しかし、炎の変色にはほかの原因も考えられることもあるので、不安だという方は、ガスコンロ使用時には加湿器を止めることを習慣づけてもよいでしょう。

原因③換気が不十分
最も注意すべき炎の変色で気にする原因は、換気不十分による不完全燃焼です。赤い炎が出ます。不完全燃焼は、室内の酸素が不足している状態で燃えていること。このままの状態が続けば、人体に有害な一酸化炭素が発生し、最悪の場合一酸化炭素中毒で死に至る場合もあるため十分に注意しましょう。ではどうすればよいのかと言うと、
・換気扇を回す
・部屋の空気を入れ替える(窓を開ける、ドアを開ける)
など、室内の換気をしっかり行いましょう。特に、冬場は寒いので換気をしたくない状況もあるかと思いますが、せめてガスコンロ使用中は換気をするよう心がけましょう。

原因④風の影響を受けている
換気が必要であると説明しましたが、ガスコンロに直接風が当たる環境だと、風の影響で炎の色が変色してしまう場合があります。窓から入ってくる風、扇風機の風、エアコンの風など、ガスコンロに直接当たらないように注意しましょう。

炎の色別の注意点まとめ

①炎の色がオレンジ色である
・加湿器を同時使用していないか
・隣のガスコンロで、ヤカンや鍋が煮立って水蒸気が上がっていないか

②炎の色が緑色である
・洗剤、漂白剤をガスコンロ周辺で使用しなかったか
・薬品などでガスコンロを清掃しなかったか

③炎の色が黄色である
・ガスバーナーが傾いていたり、浮いていたりしていないか
・室内の換気は十分であるか
・グリルを同時使用していないか(グリルで焼いているものの塩分が燃えて、変色が起こる場合があります)

それでも改善されないときは

・バーナーキャップを清掃
・変形があるか確認
・加湿器を止める
・室内の換気を心がける
・風を直接当てない

これらをしてもガスコンロの炎が「青色」に戻らないという場合には、ガスコンロ自体の故障が考えられます。残念ながら、ガスコンロにも寿命があるためガスコンロ本体の買い替えが必要です。しかし、まずはガス会社に連絡をして、ガスコンロを一度見てもらうのが最善の方法と言えるでしょう。本体を買い替えるのではなく、部分的な買い替え・プロのガス業者にしか分からない不具合などが原因で、修理をすれば直る可能性もあります。

ガスコンロの炎の変色には、様々な原因があることが分かりましたね。普段からお手入れなど気にかけることで、変色を防げる場合が多々あります。日々のお手入れを気にしながら、安全にガスコンロを使用しましょう。

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