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基礎知識 ガス 基礎知識
2018.07.25

ガス冷房って知ってる?!その仕組みやコストについて

「ガス冷房」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
2011年の東日本大震災以降、ガス冷房に注目が集まっています。一般家庭では馴染みがないのですが、東京ドームや六本木ヒルズ、大学、病院、デパートなどの大規模施設では既に取り入れられている冷房です。
今はまだそうした施設向けやオフィスでの使用を目的とした機器が多いですが、将来的には家庭用としても注目を集めることとなりそうです。

目次

ガス冷房とは?仕組みとコスト

わたしたちが普段使用しているエアコンは、電気を使って作動していますが、ガス冷房はガスを使って作動する冷房システムを指します。
ガス冷房は、車のエンジンと同じようにガスのエンジンで冷房を作動させます。そのためエネルギーの99%をガスから得ることにより、省エネ効果が期待されているのです。
さらには、パワフルで立ち上がりも早い分、早く室内を涼しくさせることができます。また、静音性に優れていることも大きな特徴と言えるでしょう。


ガス冷房の仕組み


ガス冷房は2種類に分類されます。

①吸引式(ナチュラルチラー)

水の気化熱を利用して冷水を作り、冷風を送り出します。消費電力が低く、地球温暖化に影響するとされるフロン類(フロンは、オゾン層破壊の原因となります)をまったく使用しないため、二酸化炭素の削減にもつながり、環境にもやさしいのが特徴です。蒸発→吸収→再生→凝縮のサイクルを繰り返していきます。

②ガスエンジン・ヒートポンプ(GHP)式

メジャーなものは、こちらのGHP式の方です。
冷媒をコンプレッサーで圧縮させて、機械的に蒸発と凝縮を繰り返します。圧縮式ヒートポンプを作動させるコンプレッサーをガスエンジンで起こすのですが、このGHP式冷暖房は電気式よりも強力であり、消費電力も電気ヒートポンプと比較すると、約10分の1!
ピーク時の電力消費を下げ、電力負荷平準化に貢献することによって、年間を通して省エネ・省コストで快適な空調のなか、生活することができるのです。


ガス冷房のコスト


ファン機能などには電力を使いますが、その電力消費量は電気式の10分の1とされています。機器には様々な種類があり、自家発電タイプのものは、なんと消費電力が100分の1まで抑えられる素晴らしい性能を持っているものもあるのです。

ガスの消費量は当然増えることとなりますが、エアコンと比較すればランニングコストを抑えられるため、電気によるエアコンよりもトータル的に見ると2割ほど、ガス冷房の方が割安であると言えるでしょう。

ガス冷房がなかなか普及しない理由

地球環境にもやさしく、低コストとされるガス冷房ですが、残念ながら普及が進んでいるとは言えない状況が続いています。
伸び率としては、吸引式で年間約25,000件、GHP式で年間約90,000件程度です。事業として成立させるには、家庭用ガス冷房の市場が狭く、かつては製造・販売に取り組んでいたメーカーもありましたが、現在では撤退しています。
市場が極端に電気エアコンに偏っているために、ガスが参入する余地がないのです。

それでも、2011年度以降からは、ガス冷房導入時に業務用は補助金が交付されるなど、国からのバックアップ制度、優遇税制が受けられるなど、業務用ガス冷房が市場を少しずつ拡げつつあるのは事実。このまま業務用ガス冷房市場が拡大していけば、一般家庭用ガス冷房も国から何かしらの優遇措置が講じられる可能性も出てくるでしょう。

ガス冷房のメリット・デメリット

メリットもあれば、デメリットもあります。あらためて、まとめてみましょう。

①ガス冷房のメリット
・電力消費量を抑えられるため、契約電力の抑制ができる(電気料金の節約)
・ランニングコストの低減
・吸引式では地球環境に悪影響を及ぼすフロンを使用しないため、環境にやさしい
・GHP式は電気式エアコンと比較すると強力で、立ち上がりも早い

②ガス冷房のデメリット
・ガス代の値上がりが懸念材料。特に、プロパンガスは単価が高いためコストがかかる
・初期導入費用が高い
・メンテナンス費用がかかる
・停電時には運転されなくなる
・2018年現在、業務用メインの普及である

まとめ

一旦導入さえすれば、立ち上がりも早く静かな作動音、低コストで環境にもやさしいガス冷房。
先述しましたが、ガス冷房を既に取り入れている施設は身の回りに結構あります。上野動物園や国立科学博物館、中小企業のオフィスビルや商業店舗、病院など、実は知らないうちにガス冷房の涼しさの恩恵を受けたことがある、という人は多いはず。

2011年、「節電」をしなければならなかった当時を覚えているでしょうか。非常時に電力が足りなくなるというのは、便利な生活に慣れてしまっている現代人からすると大変な出来事です。
そうした夏のピーク時に、ピーク電力をカットできるというのはかなり大きなメリットと言えます。電気のみに依存せず、ガス冷房を普及させていくことも、今後の大きな課題と言えるでしょう。特に、毎年取沙汰される地球規模での温暖化、気温上昇を考えると、地球環境に良いとされるガス冷房は、これからの暮らしに欠かせないアイテムになるであろうことも予想されます。
まずは、夏休みにガス冷房を既に使用している大型商業施設へ実際に出かけてみて、ガス冷房の快適さを思う存分体験してみることも一考ですね。

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